2010年7月7日水曜日

パラドックス13

パラドックス13」 東野圭吾。思いっきり理系SFを楽しめるかと思ったのですが、全体的にはサバイバルでの人間ドラマ。パラレルワールドの設定に面白さを感じることはできるし、結末に至る過程に共感もするのですが、単純すぎるようで物足りない。
10年くらい前にみた「スライディングドア」という映画では、主人公の女性が発車寸前の電車に乗れたか乗れないかという単純な状況設定で、その後の人生の違いが描かれていましたが、満足感がありました。パラドックス13は、なまじ理系SFになったがために物足りなさが際立ったのかなぁ。

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