2013年2月8日金曜日

理系の子

理系の子」 ジュディ ダットン。インテル国際学生科学フェアに出場した高校生たちの物語。どんな内容の研究を行い、発表したかはもちろん書いてはあるのですが、それ自体はそれほど重要でなく、子どもたちがどのようないきさつでサイエンスに触れることになり、そしてサイエンス・フェアを通じていかに成長したかを記したドキュメンタリーとして面白い作品だと思います。周囲の大人の対応にも注目してしまいました。

不満なのは、訳者が理系ではなさそうで、表現がおかしい部分が所々あります。でも最後に日本から参加した高校生本人の寄稿があり、それがとても良いです。授賞式での涙の理由は、この本全体をしめくくるにふさわしいと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿