「竹中平蔵の特別授業−きょうからあなたは経済担当補佐官」 竹中平蔵。2004年秋に、当時経済担当大臣だった筆者が中学・高校で行った特別授業をもとにまとめられたもの。
経済とは何か、景気が良くなるには(国が豊かになるには)どうすればよいかなど、わかりやすく解説しています。経済発展(日本経済復活)のためにすべきことは、経済のセントラルドグマともいうべきもので、とても納得できしました(感心)。貯蓄→投資(設備、人材教育、技術開発)→もうけ(国内総生産の上昇)。借金についても、増やさないという構造にするだけで、年2%の成長を続けられれば35年で実質1/2になる。学者なので、根拠がきちんとしていて、論理的に結論が導かれている。やはり政治家とは違うと感じました。
生徒たちによく質問を投げかけているが、論理的に展開しているため、きちんと正答が出てくる。この特別授業から8年が経過しているが、子どもたちでも正しいと感じ、納得できたことを、大人(政治)が実行できていない。
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